別所温泉 べっしょおんせん

日本武尊が東征の折に発見したと伝えられ、平安時代には七久里の湯とよばれ、真田幸村や木曽義仲なども訪れたという逸話も残る信州を代表する名湯。美人の湯といわれる硫黄泉で女性からの人気が高い。

共同浴場を中心に栄え、現在も3つの共同浴場「大湯」、「大師湯」、「石湯」が存在する。大湯は木曾義仲、大師湯は弘法大師、石湯は真田幸村ゆかりの湯として知られている。

有馬温泉（兵庫県）、玉造温泉（島根県）、※(1)榊原温泉（ななくりの湯・三重県）、※(2)別所温泉（七久里の湯・長野県）と共に日本三名泉「枕草子」に数えられている。

※(1・2)「ななくり」の湯は諸説あり定かではない。

また、秋保温泉（名取御湯・宮城県）、別所温泉（信濃御湯・長野県）と共に日本三御湯に数えられている。

効能： 神経痛、筋肉痛、関節痛、胃腸病、慢性皮ふ病、打ち身、痔疾、冷え性、疲労回復、切り傷、慢性婦人病、糖尿病、痛風など

湯量： 1100リットル/分

飲用： 可