明徳寺 みょうとくじ
南北朝時代の1931年(明徳2年)に利山忠益禅師により建立され、東司(トイレ)に守護神烏枢沙摩(うすさま)明王が祀っている曹洞宗の古刹。そのため、下半身の健康を祈願する参拝者が多く、下の世話にならない寺としても有名。烏瑟沙摩明王は炎の力で不浄を清浄と化する力を持つ神様。毎年8月29日に行われる東司祭は、多くの参拝客で賑わう。
住所 | 伊豆市市山234 |
営業時間 | 8:00~16:00 |
料金 | 無料 |
休業日 | 無休 |
駐車場 | あり(無料) |
TEL | 0558-85-0144 |
レポート
修善寺方向より国道414号線(下田街道)に平行して走る県道349号に入ってしばらく走ったところにひっそりトイレの神様を祀ったお寺があります。お寺なのに神様が有名で「東司の神様」などと呼ばれ、「トイレの神様」としての信仰が厚い。守護神の烏彗沙摩(うすさま)明王は、天台密教の5大明王とされていて、人間界と仏の世界の間にある炎の世界に住んでいると伝わっています。境内には木や石などで作られた男性・女性のシンボルの形をした「おさすり」、「おまたぎ」と呼ばれるオブジェがあり、これをさすったり、またいだりすると、一生、下の病気にかからないといわれ「下半身の病気」にご利益のあるお寺で知られています。ちなみに日本最古のトイレ「東福寺百雪隠」は東福寺にあります。
石階段参道を上って行きます。山門に掛かる扁額。手水舎。
うすさま明王堂。この奥にトイレの神様・烏枢沙摩(うすさま)明王が祀られています。
お堂の隣には授与品所?売店?お札やお守り、おみやげを売っています。トランクスやブリーフ、赤いショーツなどが陳列・・・鐘楼。中参道・・・
こちらが明徳寺本堂のようです。本堂右手のお堂にある「招福 大黒天」。大黒天さまは湯ヶ島地区の「七福神」のひとつです。
東司の護神はこの奥の格子戸内に鎮座しています。隣には本物のトイレ・・「おさすり おまたぎ」という看板がかかる東司。東司の御札
東司入口方向より・・出口方向より・・・石でできた男性のシンボル、これを「おさすり」湿気があったせいか湿りヌルットしていた・・おさすりすると下半身が怪我・病気をせずいつまでも健やかにいられるといわれています。
こちらが「おまたぎ」正面に鎮座する「鳥枢沙摩明王」を祈り「おまたぎ」をまたいで、先々下の世話にならないように祈ります。木製の足置き場は大勢の方がまたいだようですり減っていました・・
東司に貼られた御札。御札は2枚ありました。境内脇に流れる川沿いの石垣は苔むしていていい感じ!