元箱根石仏群 もとはこねせきぶつぐん
国の史跡および重要文化財に指定。
地蔵菩薩像「六道地蔵」は高さが約3.5mもあり、鎌倉時代の磨崖仏としては関東一の大きさを誇っている。木造の建物におおわれていて、その大きさと雰囲気からは迫力が感じられる。
●六道地蔵
精進池から国道1号を挟んで反対側(東側)にある磨崖仏。安山岩製、像高3.2メートルの地蔵菩薩坐像で、覆屋で保護されている。
●応長地蔵(火焚地蔵)
精進池の近くにある磨崖仏で、三角形の岩の中央に龕をうがち、地蔵菩薩立像を表す。
●宝篋印塔
応長地蔵から芦の湯方面に進んだところに立つ、多田満仲の墓塔と伝承される石造宝篋印塔。
宝篋印塔(伝多田満仲墓)からさらに芦の湯方面に進んだところにある、全部で26体の磨崖仏群。
●五輪塔
二十五菩薩像からさらに芦の湯方面に進んだところに立つ3基の石造五輪塔。
住所 | 足柄下郡箱根町元箱根103 |
駐車場 | あり(無料) |
アクセス 公共交通 | 箱根登山鉄道箱根湯本駅から伊豆箱根バス箱根・箱根町または関所跡行きで33分、六道地蔵下車すぐ 最寄駅 > 小涌谷駅(箱根登山鉄道)~5.565km |
アクセス 車 | 最寄IC > 芦ノ湖大観IC(箱根新道)~5.33km 大観山IC(箱根ターンパイク) |
レポート
石仏群と歴史館を起点に散策しました。石仏群と歴史館にあった無料駐車場。
少し進むと国道1号をくぐるトンネルが右方向にあります。そのトンネルをくぐり抜けると木造の建物の中に六道地蔵があります。
高さが約3.5mあり鎌倉時代の磨崖仏としては関東一の大きさとのことです。
来た道を精進池方向に戻り、小涌谷(北)方向へ少し進むと全国各地に伝説の残る「八百比丘尼の墓」のがありました。墓の側にあった磨崖仏。
さらに130mほど進むと多田満仲の墓塔と伝承される石造宝篋印塔が向かって左側にあります。石造宝篋印塔の説明。
北側から見た精進池。東側から見た精進池。遊歩道の標識。
さらに進むと国道一号をはさんで西側に23体、東側に3体がそれぞれ大きな岩盤に彫られた仏像(磨崖仏)群が現れます。
磨崖仏(俗称二十五菩薩)と呼ばれる史跡です。西側にある磨崖仏。
トンネルをくぐり国道一号の東側へ。トンネル内のライト自動で点灯します。
東側からトンネルを見た様子。ちょっとした崖に仏様が彫ってあります。
東側の磨崖仏。むき出しになった岩に彫られています。トンネルの上付近から北方向を見る。
150m程北方向へ進むと多田満仲の墓塔と伝承される石造宝篋印塔があります。この付近に国道1号最高地点(874m)があります。