諏訪大社 上社 前宮 すわたいしゃ かみしゃまえみや
本宮の南東約2kmの地に鎮座し、諏訪信仰発生の地と伝えられる。八坂刀売神(やさかとめのかみ)を祀る。
毎年4月15日には、本宮から前宮へ御神輿の渡御が行われる上社最大の神事の祭儀、前宮十間廊に御神輿を安置して行なわれる御頭祭(おんとうさい)が執行される。 境内には水眼(すいが)川が流れる。
社殿の周囲四隅には、御柱(おんばしら)と呼ぶ以下4本のモミの柱が建てられている。 御柱は一から四の順に短く細くなり、社殿正面右手前を一之御柱とし時計回りに配置されている。下社秋宮・春宮では御柱先端の御幣が正面(裏面は曳行により削れている)を向き、上社本宮・前宮では諏訪大社奥宮のある八ヶ岳の方向を向いている。
樹齢200年程の樅の巨木・御柱は七年目毎(六年に一度)、寅と申の年に立て替えられる(御柱祭)。
以下の二社四宮の境内が鎮座。「上社(本宮と前宮)・下社(秋宮と春宮)」があり、四社を総称して諏訪大社といい社格に序列はない。
●上社
諏訪大社 上社 本宮(ほんみや):諏訪市中洲宮山
諏訪大社 上社 前宮(まえみや):茅野市宮川
●下社
諏訪大社 下社 春宮(はるみや):諏訪郡下諏訪町下ノ原
諏訪大社 下社 秋宮(あきみや):諏訪郡下諏訪町武居
住所 | 茅野市宮川前宮 |
料金 | 参拝無料 |
駐車場 | あり |
アクセス 公共交通 | 最寄駅 > 茅野駅(JR)~2.622km |
アクセス 車 | 中央道諏訪ICから約4km10分 最寄IC > 諏訪IC(中央自動車道)~2.94km |
ご朱印 御朱印帳 |
御朱印を頂く場所 社務所 初穂料・寸志:500円 |
御朱印 | |
公開サイト | suwataisha.or.jp |
TEL | 0266-72-1606 |
レポート
社殿の四方に御柱が建てられて全て手に触れることが出来るのは上社 前宮だけです。前宮は、諏訪大明神が最初に居を構えた地として知られ、唯一、茅野市に所在しています。本宮・秋宮などと異なり、静寂な場所にひっそりと鎮座し大地のエネルギーを溜め込んでいるようです。
手水舎。三の鳥居と狛犬。大鳥居の先左手にある建物は十間廊、右手の建物は内御玉殿。現在も「御頭祭」は前宮十間廊で行われています。前宮一之御柱。
拝殿・本殿は昭和7年に伊勢神宮の古材をつかって建てられているそうです。前宮二之御柱。境内には御手洗川上流の山の中から湧き出した水眼(すいが)川が流れる。
前宮三之御柱。本殿の裏手。前宮四之御柱