諏訪大社 上社 本宮 すわたいしゃかみしゃほんみや
神位は正一位。全国に約25,000社ある諏訪神社の総本社で、上社本宮の背後にある守屋山が御神体山となり、本殿を持たない。幣拝殿の左右に片拝殿が並ぶ、諏訪造とよばれる独特の配置。旧称は諏訪神社。通称として「お諏訪さま」・「諏訪大明神」等とも呼ばれる。諏訪大社は、上社・下社に分かれ、上社に建御名方神、下社に八坂刀賣神を祀っている。
創建の年代は不明で、日本最古の神社の1つといわれるほど古くから存在する。『梁塵秘抄』に「関より東の軍神、鹿島、香取、諏訪の宮」と謡われているように軍神として崇敬された。
諏訪大社には本殿が設けられていない。本宮は拝殿後背林(通称 御山)、秋宮はイチイの神木、春宮はスギの神木を神体とし、拝殿からそれらを拝する。なお、前宮は古くは上社摂社であった関係で本殿を有している。
本宮・秋宮・春宮には、本殿がない代わりに2つの宝殿がある。宝殿の一方には神輿が納められ、寅と申の年(12年ごと)の御柱祭で御柱建て替えと同時にもう一方へ遷座し(神殿)、古い宝殿(権殿)は建て替えられる。
社殿の周囲四隅には、御柱(おんばしら)と呼ぶ以下4本のモミの柱が建てられている。 御柱は一から四の順に短く細くなり、社殿正面右手前を一之御柱とし時計回りに配置されている。下社秋宮・春宮では御柱先端の御幣が正面(裏面は曳行により削れている)を向き、上社本宮・前宮では諏訪大社奥宮のある八ヶ岳の方向を向いている。
樹齢200年程の樅の巨木・御柱は七年目毎(六年に一度)、寅と申の年に立て替えられる(御柱祭)。
以下の二社四宮の境内が鎮座。「上社(本宮と前宮)・下社(秋宮と春宮)」があり、四社を総称して諏訪大社といい社格に序列はない。
●上社
諏訪大社 上社 本宮(ほんみや):諏訪市中洲宮山
諏訪大社 上社 前宮(まえみや):茅野市宮川
●下社
諏訪大社 下社 春宮(はるみや):諏訪郡下諏訪町下ノ原
諏訪大社 下社 秋宮(あきみや):諏訪郡下諏訪町武居
住所 | 諏訪市中洲宮山1 |
駐車場 | あり(200台 無料 1月1日~3日は別に有料駐車場もあり) |
アクセス 公共交通 | JR中央本線茅野駅からタクシーで10分 最寄駅 > 茅野駅(JR)~3.539km |
アクセス 車 | 中央自動車道諏訪ICから国道20号を経由し、県道183号を神宮寺方面へ車で2km 最寄IC > 諏訪IC(中央自動車道)~3.383km |
ご利益 | 厄除け | 交通安全 | 商売繁盛 | 開運招福 |
ご朱印 御朱印帳 |
御朱印を頂く場所 社務所 初穂料・寸志:500円 |
御朱印 | |
公開サイト | suwataisha.or.jp |
TEL | 0266-52-1919 |
レポート
諏訪大社は諏訪湖の周辺に4箇所の境内地をもち、上社は本宮と前宮、下社は秋宮、春宮があります。どの社も本殿を設けていないため、上社は神体山 守屋山を祀り、下社は神木を祀っています。北参道のお土産屋さんの駐車場を利用しました。大鳥居を潜り、東参道方向に進み入口御門より布橋を渡り参拝所へ向かい参拝をしてきました。
北参道、大鳥居の先に見える柱は本宮一之御柱。狛犬右と左。
手水舎。手水舎の隣にある明神湯(みょうじんゆ)出ているのは温泉。雷電像、雷電為右衛門(らいでん・ためえもん)は江戸時代の力士で254勝10敗2分という通算成績を誇り、大相撲史上最強の力士と言われています。
諏訪大社 上社 本宮境内案内図。本宮一之御柱。
1827年の建立の神楽殿、中には、龍神が描かれた太鼓(大太鼓は牛の1枚皮を使用しているものでは国内最大級)が奉納されています。布橋の下には、天流水舎、「どんな晴天の日でも、雫が三滴は屋根上の穴から降り落ちる」と言い伝えられており、諏訪七不思議の一つになっている。
元禄3年(1690)建造 切妻流れ正面大唐破風造りの勅使殿。神馬殿(駒形屋)、大祝(おおほうり)の乗っていた馬とその他の者が乗っていた馬を飼っていた小屋。「入口御門」と本宮二之御柱
お諏訪様の門番神、出早社 (摂社、いづはやしゃ)。入口御門(諏訪大社神紋の諏訪梶の葉が2枚並んでいます 上社が四本足で、下社が五本足。)から布橋を渡って進みます・・
布橋は公称は「67m」。左手に摂末社遥拝所。大國主社、御祭神は出雲大社の大国主命(おおくにぬしのみこと)。振り返ってみた様子。
1614(慶長19)年徳川家康の寄進と伝えられる四脚門(東西同形の宝殿の間にある門で重要文化財)。宝物殿。授与所。
温泉手水から参拝所方向を望む。本宮四之御柱。
勅願殿(重要文化財)守屋山に向かって祈願するための建物。参拝所。拝殿(重要文化財)の後ろに幣殿、左右に片拝殿が続く「諏訪造」と呼ばれる独自配置。