嚴島神社 いつくしまじんじゃ
俗に「安芸の宮島」と呼ばれ、日本三景の一つにもなっている厳島に鎮座する社で、推古天皇即位の6世紀末に創建。その後、12世紀になって平清盛が社殿を整備し、「満潮時には海に浮かぶ」という画期的な構造の神社が完成した。本社から約200m沖に立つ大鳥居は、クスノキの自然木で造られたもの。
1996年、「人類の創造的天才の傑作を表現するもの」をはじめ4項目の基準を満たすものとして世界文化遺産に登録された。
厳島神社鳥居は高さ約16.8mで大神神社大鳥居・高さ約32m(奈良県桜井市)、氣比神宮鳥居・高さ約10.93m(福井県敦賀市)と共に日本三大鳥居のひとつ。
住所 | 廿日市市宮島町1番地 |
営業時間 | 6:30~18:00(時期により変動あり) |
料金 | 拝観料 大人300円、高校生200円、小・中学生100円 |
休業日 | 無休 |
アクセス 公共交通 | 宮島桟橋から徒歩15分 最寄駅 > 広電宮島口駅(広島電鉄)~3.101km |
アクセス 車 | 廿日市ICから国道2号経由で5km10分 最寄IC > 大野IC(広島岩国道路)~8.192km 廿日市JCT(広島岩国道路) |
ご朱印 御朱印帳 |
御朱印を頂く場所 拝殿前の授与所 頂ける御朱印の種類 1種類 初穂料・寸志:300円 |
御朱印 | |
公開サイト | www.itsukushimajinja.jp |
TEL | 0829-44-2011 |
レポート
午前中に錦帯橋(山口)の観光をして、宮島には昼過ぎに着きました。まだ潮は満ちてませんでしたので、下記ルートで観光してきました。
観光ルート > 嚴島神社 > 紅葉谷公園 > 宮島ロープウエー > 獅子岩展望台 > もう一度嚴島神社(潮の満ちた)へ。
当日は満潮時刻は16.21・干潮時刻は9.35でした。潮の干・満をチェックしてからの観光をお勧めします。社団法人宮島観光協会 年間潮汐・潮見表満潮時刻が近づくと観光ツアーの方々がどっと押し寄せてきました。静かに観光するには満潮時刻の1時間くらい前がベストかもしれません。
JR山陽本線 宮島口駅ホームに着きました。宮島口駅前の様子です。宮島口地下歩道へ降ります。
地下歩道の様子です。地上に出ると、広島名物あなごめしで有名な創業明治三十四年の老舗、「うえの」があります。
「JR宮島口駅」より徒歩6分程で、宮島行きフェリー乗り場に着きました。
宮島に行く船は、宮島松大汽船とJR西日本のフェリーがあります。左側が宮島松大汽船乗り場で、右側にJR西日本の乗り場があります。どちらも運賃は大人170円です。JR西日本フェリーの切符売り場の様子です。
車両積込み出入り口です。今回はJR西日本のフェリー、みせん丸を利用しました。JR西日本のフェリーの特徴は、時間帯(宮島口発9:10〜16:10の便)によって、少し乗船時間はかかりますが、大鳥居に接近し、海から参拝ができる、大鳥居便を運航しています。(それ以外の時間は宮島桟橋に向かい直進します。)
出港し、桟橋を離れるところです。
外の窓から室内の様子を見てみました。あちらこちらに牡蠣の養殖場があります。
牡蠣の養殖場。大鳥居に接近してきました。陸地に千畳閣と五重塔が見えます。
室内の様子です。3人掛けのシートです。宮島桟橋に近づいてきました。フェリー船から紅葉している風景を望む。
宮島桟橋の様子です。フェリー、みせん丸です。宮島観光案内所です。
歓迎の石碑。嚴島合戦後の説明板。鹿があちらこちらにいます。
桟橋近くの様子。宮島案内図です。表参道へと向かいます。
お店の前に鹿が。日本三景の碑。桟橋近くのお土産屋さん。
表参道商店街の様子。生牡蠣の直売店やお好み焼き屋さん。
大杓子のある付近の表参道商店街です。世界一の大杓子です。杓子発祥の地である宮島のシンボルとして制作されたものです。(長さ:7.7m 最大幅:2.7m 重さ:2.5t)。表参道商店街進みます。
宮島新名物 牛まん 穴子まんのお店。明治45年の創業、揚げもみじのお店「紅葉堂本店」。揚げもみじです。もみじ饅頭に衣をつけて油で揚げてあります。1本あんこ、クリーム、チーズ各150円です。 お店の中には休憩所があって、お茶をいただけます。
嚴島神社、敷地内に入ります。ここにも鹿さんが。
まだ潮が満ちていません。御笠浜( みかさのはま )から見た大鳥居の様子です。カヌーで傍まで行けるみたいです。
御笠浜から潮が引いている嚴島神社を望む。火焼前(平舞台から大鳥居に向かって突き出た部分)と平舞台を望む。嚴島神社入口付近。まだ潮が満ちていないので、神社の参拝や観光は後からすることにしました。
階段を登り高台にある千畳閣へ。千畳閣(せんじょうかく)の外観です。千畳閣は、嚴島神社末社豊国神社(とよくにじんじゃ)本殿の通称です。千畳閣の案内板。昇殿券です。豊国神社は豊臣秀吉公と加藤清正公を祀っています。
昇殿受付所です。島内で最も大きな建物で、畳857枚分の広さがあることから千畳閣と呼ばれています。神殿方向を望む。
秀吉の急死によって工事が中止されたため、御神座の上以外は天井が張られていません。また板壁もない未完成のままの状態で現在に残されています。神殿の様子です。丸い柱と床です。
風通しもや見晴らしも良いので、江戸時代には納涼の場として人々に親しまれたそうです。五重塔を望む。社殿方向を眺めた様子。
千畳閣から嚴島神社の社殿を眺めた様子。海を眺めた様子です。
千畳閣近くにある五重塔です。五重塔の特徴を書いた説明板。下から見上げた様子。階段したから眺めた様子。
階段を下ります。千畳閣と五重塔は高台にありました。瀬戸内料理店のお食事処。嚴島神社境内を眺める。
境内と大鳥居を眺める。岩村もみじ屋です。もみじ饅頭の老舗であり、つぶあん入りもみじ饅頭の元祖とされているお店です。嚴島神社の裏手を流れる御手洗川。
宮島の味「あなごめし」の元祖の店、ふじたやです。お腹が空いたので遅めの昼食です。店内の様子。メニュー。
「あなごめし」を注文しました。牡蠣のお吸い物とセットで2300円でした。蒸焼きではなく、何度もたれを塗りながら焼く蒲焼のようです。
獅子岩展望台から降りてきて、再び嚴島神社に向かいます。
千畳閣を下方向から眺めた様子です。再び御笠浜から嚴島神社を眺めた様子です。大分潮が満ちてきました。国宝・本殿方向を眺めた様子です。
嚴島神社参拝入口です。入場料は300円でした。嚴島神社は入口と出口は別にあります。回廊は一方通行です。入口の左側に「世界文化遺産」と書いてる板がありました。入口から国宝・高舞台・平舞台を望む。高舞台は四天王寺、住吉大社と並ぶ日本三大舞台の一つです。
東回廊の様子です。右側に御幣(お祓いをする時に神主が持つ先っぽに紙がついた棒)が4本備え付けてあり「この串で左右左お祓いいただきご参拝ください」とありました。平安貴族の造りは、どこを歩いても海が見えます。
結婚式も行われていました。後ろから失礼しました、おめでとうございます。
東回廊付近の様子です。
社殿東廻廊にある鏡ノ池(厳島八景の一つ)です。あいにく、潮が満ちて水が湧き出る様子はわかりませんでしたが、潮が引くと絶えず清水が湧き出ているそうです。この池に映る月は最も美しいと言われています。池に映る五重塔。
美しい朱塗りの柱がずらりと並ぶ回廊。東廻廊から大鳥居を望む。卒塔婆石(左の鏡ノ池の中にあります)、奥には厳島神社最古の石造灯籠、康頼燈籠(やすよりどうろう)がありました。卒塔婆石は満潮時には見えなくなってしまいますが、干潮時にはその姿を現します。
卒塔婆石の案内板。五重塔を眺めてみました。本殿には、市杵島姫(いちきしまひめ)・湍津姫(たぎつひめ)・田心姫(たごりひめ)の宗像三女神が祭られています。神社での参拝は、二礼二拍手一礼です。
国宝・高舞台です。高舞台方向から大鳥居を眺めた様子です。舞台から正面、大鳥居に向かって火焼前が伸びていてその先端に灯籠がたっています。その灯籠と大鳥居。
国宝・右門客神社です。火焼前(ひたさき)をはさんで左(左門客神社)右(右門客神社)にあり、ご祭神は豊石窓神(とよいわまどのかみ)・櫛石窓神(くしいわまどのかみ)です。西回廊から高舞台・五重塔方向を眺めた様子です。日が大分落ちてきました。
西回廊から見た大鳥居です。日本で唯一海中に建てられている能舞台(のうぶたい)です。出口付近です。
出口です。東から入り西に出るようになっいます。名残惜しいですが、最後に大鳥居と右門客神社・火焼前を中心に撮った風景です。
帰りは、世界遺産航路(平和記念公園〜宮島を結ぶ)で平和公園まで船を利用し帰路につきました。片道1900円でした。出航真近に海に虹がかかりました。船は35人乗りの「きらら」です。
シートは二人掛けでした。船内から海を眺めた様子です。海の航路は高速で、川に入ると低速運転でした。平和記念公園終点の船乗り場です。