寂光院 じゃっこういん
推古天皇2年(594年)、聖徳太子が父・用明天皇の菩提のため開創したと伝える。本尊は地蔵菩薩。
平清盛の娘・建礼門院が、平家滅亡後隠棲した所で、『平家物語』ゆかりの寺として知られる。
境内には後白河天皇が歌を詠んだ「汀の桜」など『平家物語』ゆかりのものが多く見られる。
本堂は淀殿の命で片桐且元が慶長年間(1596年-1615年)再興したものであったが、平成12年(2000年)5月9日の放火で焼失。現在の本堂は平成17年(2005年)6月再建されたもの。同じく旧本尊も焼損したが、像内納入品は無事で、現在も「木造地蔵菩薩立像(焼損)」の名称で、像内納入品ともども重要文化財に継続して指定されている。現在は本堂よりも高台にある収蔵庫に安置され、特定日のみ一般に公開される。
住所 | 京都市左京区大原草生町676 |
営業時間 | 9:00~17:00(12~2月は~16:30) |
料金 | 高校生以上600円、中学生350円、小学生100円(春・秋の特別拝観は別途300円) |
休業日 | 無休 |
アクセス 公共交通 | JR京都駅から京都バス17・18系統大原行きで1時間、終点下車、徒歩15分 |
公開サイト | www.jakkoin.jp |
TEL | 075-744-3341 |
レポート
大原の地にひっそりとたたずんでいました。緑のもみじが目に優しくとても清々しい感じの場所でした。
寂光院縁の平清盛の娘、建礼門院は平家物語の中で大原の里を訪れた、後白河法皇に自らの生き様を語り平家物語の幕が閉じられています。
寂光院前の駐車場の様子です。建礼門院徳子 大原西陵が目の前あります。
寂光院入口付近のお土産屋。授与所、入口です。拝観料をここで支払います。
授与所の横で杖を貸出してました。参道の様子です。石の階段を登っていきます。緑のもみじも綺麗でした。
寂光院山門です。再建後の本堂。境内庭園の趣に調和する伝統の重みと風格を表現した書院。
伏見城から移された南蛮鉄で造られた雪見燈篭。四方正面の池。焼けてしまった千年姫小松(御神木)。
汀の池と千年姫小松。千年姫小松の石碑(寂光院32世院主 滝澤智明)。本堂脇の庭。
この門を抜けると収蔵庫(焼損した旧本尊を安置)に行けますが、特定日のみ一般公開されるそうです。 諸行無常の鐘楼。桧皮葺に苔生した屋根。
茶室(孤雲/こうん)の庭入口。写真の中にモリアオガエルの卵があります。モリアオガエルの卵。池にはオタマジャクシが沢山泳いでいました。
茶室(孤雲/こうん)とモリアオガエルの説明。寂光院の説明板。寂光院前の駐車場前、高倉天皇皇后徳子陵(大原西陵)入口の様子。