東福寺 五百羅漢 とうふくじごひゃくらかん
天福年間(約750年前)天福寺としてに健立され、その後真言宗から臨済宗に改宗、天嘉元年間(約680年前)ここ地に再建、東福寺となったと伝えられている。
本堂の天井には、仏師・田村利光(通称「のん兵衛安さん」)が4年8ヶ月の歳月をかけて完成させた漆喰の五百羅漢を見ることができる。
五百羅漢の四方には、天女を配し、天上界が表現されている。
住所 | 賀茂郡西伊豆町中24-1 |
営業時間 | 8:30~17:00(閉門、完全予約制) |
料金 | 拝観料:200円 |
休業日 | 不定休(GW・盆時期・年末年始は不定休) |
駐車場 | あり(無料) |
TEL | 0558-52-0549 |
レポート
伊豆八十八ヶ所霊場の八十三番札所。大正末期に通称のん兵衛安(鏝絵の重鎮「入江長八」の弟子「田村利光」)さんという職人により漆喰で描かれた五百羅漢が残っている。安さんは、そうとうな酒好きで「酒が入らぬと仕事にならない」と言っていたそうです。
五百羅漢は、仏陀に常に付き添った500人の弟子の意で、尊崇・敬愛することが盛んにおこなわれてきたそうです。こちらにある五百羅漢は立体的な鏝絵で、天井四方には、天女を配し、中央の八方睨みの龍をぐるりと取り囲んでいます。
県道、伊東西伊豆線沿いに五百羅漢寺の入口があります。山門。2階には鐘楼があります。
照嶺山 東福寺の由来。本堂の天井に漆喰で描かれた天井画の五百羅漢があります。
山門を抜けて本堂前に着くと、本堂は閉まっていました。拝観の際は、庫裏の呼び鈴をと・・説明がありましたので、本堂右隣にある庫裏のチャイムをならすと若奥様が「いま本堂を開けますから前でお待ち下さい」と言われ拝観(拝観料200円)させて頂きました。
天井を見上げると圧巻!手の込んだ羅漢像が描かれていました。一見の価値あり!この寺の檀家さんが両親の供養のために大正末期に五百羅漢を寄進したそうです。奥様が「畳に横になってご覧になると一味違う眺めが出来ますからどうぞ」・・八方睨みの龍を中心に五百羅漢の立体感を体全体で感じることが出来ました!今回は予約もなく突然の訪問でしたが、快く拝観させていただきました。(写真撮影できなかったことは残念ですが、是非拝観されその素晴らしさを確かめてください!)