大瀬神社 おせじんじ
拝殿
引手力命神社・大瀬神社(おせじんじゃ)と呼ばれることが多く、他に大瀬明神(おせみょうじん)などとも称される。
境内に伊豆七不思議のひとつである神池がある。
現在の社殿は1939年(昭和14年)に再建されたものである。伊豆七不思議のひとつである神池 を境内地に持ち、禊の地として、また海上守護の神として多くの人々の崇敬を集めている。
神池は、国の天然記念物である「ビャクシンの樹林」に囲まれた禊の池。海から最も近いところでは距離が20メートルほど、標高も1メートルほどしかなく、海が荒れた日には海水が吹き込むにもかかわらず淡水池であり、コイやフナ、ナマズなどの淡水魚が多数生息している。
古くから池を調べたり魚や動植物を獲ったりする者には祟り(たたり)があるとされ、また実際に池の水が層状に分かれていた場合などに機材や人などが池に入ると取り返しのつかない環境破壊となる恐れが強いこと、透明度が低く池の底の観察が難しいと考えられること、などから今もって詳しい調査はなされていない。
住所 | 沼津市西浦江梨 |
レポート
大瀬神社(引手力命神社)はダイビングスポットで有名な大瀬岬にあり、ビャンシン樹林に囲まれていました。ビャンシンの球果はジュニパーベリーと呼ばれ、ジンの香りづけに使われるそうです。
岬の海岸線、北側参道を進んでいきます。一つ目鳥居。二つ目の鳥居。振り返って見た様子。
手水舎。白龍の口から水が出ています。本殿入口建つ鳥居。
本殿に向かう石段の下には天狗の赤い下駄が奉納されていました。石段左右に祠が祀ってあります。階段の参道から見た拝殿・本殿。
狛犬(右)と(左)。柱には立派な彫り物が施されていました。本殿方向の屋根を望む。
参拝がすみ次は神池に向かいます。神池拝観者の心得・大瀬神社の説明。こちらは無人でしたが神池拝観料(100円)を箱に納めます。伊豆七ふしぎの一つの看板。
大瀬神池に着きました。大瀬神社本殿から2〜3分です。大瀬神池の説明。
神池には鯉やフナ、ナマズなど淡水魚が多数棲息しているそうですが、海の近くなのに淡水(伊豆七不思議の一つ)・・・という不思議な池です。鯉のエサを売る自動販売機があり、群がる鯉にエサを与えてみました。神池には「青い龍」が横たわっていると紹介されパワースポットとして有名な場所でもあります。
石積みが残る鈴木繁伴館跡ってなんだろう?
鈴木繁伴館跡:建武の頃、今より640年前、元弘三年鈴木繁伴なる武人(水軍)紀州熊野藤日を出船この地に来り、引率の郎党三十余人とともにここにたてこもる。観応二年足利直義に属し、駿河薩?山にて敗戦し、伊豆江梨の山中に隠れ、その後、貞治六年繁伴関東管領足利氏満に招かれ、伊豆・相模両国の船大将に命ぜられる。神を尊敬する志篤く、御社の破壌したるを見て財を惜しまずこれの修理を為しやがて北條早雲に従い小田原北条氏と運命をともにしこの地より姿を消している。昔の面影を偲びこれを永く史跡として保存する。-大瀬神社より
神池を周回していると海側に石碑がありました。神池の直ぐ脇の海岸。
岬の先端。灯台の近くにある御神木の夫婦ビャクシンです。周囲7メートル、推定樹齢1500年以上の岬随一の古木。伊豆大瀬埼灯台。