三嶋大社 みしまたいしゃ
伊豆国の一宮。旧官幣大社。祭神は事代主神と大山祇命。創建は不明だが、1300年以上の歴史をもち、伊豆諸島の噴火・造島を司る神として朝廷から特別な尊崇を受けた。源頼朝が源氏再興を祈願した社として有名、頼朝発給の古文書(重文)、北条政子奉納の「梅蒔絵手箱」(国宝)などゆかりの品も遺る。
社殿は重厚な総欅造りで、境内には芭蕉の句碑、牧水歌碑がある。国宝「梅蒔絵手箱」や刀剣など宝物を多数所蔵、一部展示公開。
主祭神の大山祇神は三島大明神とも称され、大山祇神社から勧請したと伝える三島神社は、四国を中心に新潟県や北海道まで広がる。愛媛県の大山祇神社と共に三島神社の総本社とされる。
住所 | 三島市大宮町2丁目1-5 |
営業時間 | 8:30~17:00(宝物館は9:00~16:00) |
料金 | 拝観無料、宝物館:大人500円、高・大学生400円、小・中学生300円 |
休業日 | 無休(要問合せ)(宝物館は展示替えのため休室あり(年3日)) |
駐車場 | あり 有料 |
アクセス 公共交通 | 東海道本線・東海道新幹線・伊豆箱根鉄道駿豆線三島駅より徒歩10分 最寄駅 > 三島田町駅(伊豆箱根鉄道)~847m |
アクセス 車 | 静岡県道22号三島富士線沿い。 最寄IC > 沼津IC(東名高速道路)~12.473km |
ご利益 | 厄除け | 家内安全 | 交通安全 | 商売繁盛 |
公開サイト | www.mishimataisha.or.jp |
TEL | 055-975-0172 |
レポート
御本殿へと続く参道には約15種200本の桜が植えられています。平日にもかかわらず多くの人が訪れていました。
雲一つない晴天に恵まれました。参道の両脇には出店。西神池と染井吉野。
大鳥居参道を進むと左手に枝垂れ桜。総門付近の様子。総門。
参道を振り返って見た様子。神門。拝殿。
神門から桜の参道方向を望む。以前大社を訪れたのは冬で寂しい雰囲気でしたが、春の顔は明るく一層のパワーを頂ける場所と変化。
ピンクが濃い桜。西神池と染井吉野。カラフルなふ菓子が神社そばで売っていました。
源頼朝が伊豆に流されていた時、源氏の再興を願って祈願したことでも知られ、鎌倉幕府の将軍になってからも祭事の復興、社殿の造営を行うなど厚く信仰していたそうです。
三島大社前バス停。駐車場は1時間200円でした。瀬戸内海の小豆島から切り出した御影石で文久(ぶんきゅう)3年(863)に建てられた正門の石鳥居。灯篭。
「安達藤九郎盛長 警護の跡」にあった、赤松と黒松が1本の木に生えている縁起の良い相生松。桜の木々に囲まれた神池(向かって右側)。神池(向かって左側)。
神池(しんち)は心という字の形をした心字池で、参道を挟んで左右に分かれています。鎌倉時代に頼朝がこの池で「放生会(陰暦8月15日にとらえていた生き物を放してや行事)」を行いました。
石鳥居方向を振り返った様子。神池・厳島神の説明板。総門手前の神池に浮かぶ厳島神社。この厳島神社は北条政子が信仰したと伝えられています。
狛犬(左)。狛犬(右)。400キロのしめ縄が飾られた総門。
総門をくぐり左手に社務所があります。右手には宝物館。宝物館の先にある芸能殿(旧総門、昭和5年の伊豆大震災で破損したためにこちらに移築)。
矢田部盛治(やたべもりはる)の銅像。神馬舎。毎朝、神を乗せて箱根山に上ったという御神馬。神馬舎の説明板。
手水舎。1867年の建立の神門(しんもん)。本殿方向から見た神門。
初秋の満開時には2里(8キロ)四方にわたって甘い芳香がする樹齢1200年を越える「金木犀」(国の天然記念物)で新日本名木100選。「三島神社のキンモクセイ」のは2度咲きでも有名で、1度目の花が散った後にまた2度目の花が咲きます。
舞殿(三島市指定文化財)。現地案内板より、「古くは祓殿と呼ばれ神楽・祈祷行ったが後には主として舞を奉納したので舞殿と呼ばれるようになった。現在は舞の他、田打ち神事(県無形民俗文化財)・豆まき神事等や祈祷・結婚式等も行っう」。
手前、舞殿と本殿。おみくじ・授与所。東五社(舞殿の東方に鎮座し次の5社を祀る)。
総欅(けやき)造りの本殿・幣殿・拝殿。拝殿、見上げた様子。正面から。本殿の高さは23mにも及び、出雲(いずも)大社と並んで国内最大級。
拝殿を左手(西側)方向から見た様子。兜に似ている屋根がある本殿部分を西側から望む。
若宮神社(わかみやじんじゃ)。西五社(舞殿の西方に鎮座し次の5社を祀る)と見目神社(みるめじんじゃ)。見目神社の説明板。
神鹿園。こちらの鹿は、大正8年(1919)奈良の春日大社から譲り受けたそうです。鹿と烏骨鶏。