八島ヶ原湿原 やしまがはらしつげん
レポート
霧ケ峰火山郡によって形成された溶岩台地上の高層湿原。日本の高層湿原の南限にあたり、湿原の泥炭層は世界でも有数の厚みをもつとされ、泥炭層は厚いところで8.05mにもなっています。泥炭層の推定形成速度は年間平均0.7mm、約1万2千年をかけて形成されたといわれ、国の天然記念物にも指定されています。湿原1周は約90分の散策コースとして遊歩道も整備されています。
八島ビジターセンターあざみ館(無料・時間9:30〜16:30・開館期間4月下旬〜11月上旬)では、八島湿原の貴重な自然を写真やビデオで解説しています。
駐車場の様子です。駐車場内にある公衆トイレ。八島ヶ原湿原入口付近に八島ビジターセンターあざみ館があります。
八島ヶ原湿原入口です。トンネルを潜ります。入口にあった霧ケ峰湿原植物群落の説明。散策の注意書き。
霧ケ峰湿原植物群落記念石碑。信濃路自然歩道中信高原ルート案内図。道標。
付近に「あざみの歌」歌碑があります。あざみの歌碑。
少し進むと開けた場所があり案内板や記念碑が建っていました。
八島湿原「花ごよみ」6〜9月の案内。天然記念物 七島八島記念碑。恋人の聖地にも「八島ヶ原湿原がハート形をしていることから」認定されているみたいです。
木道の階段を下るとすぐ目の前が湿原となります。木道の遊歩道が整備されています。正面には車山が見えます。ノアザミが咲いていました。
こちらはコオニユリ。オミナエシ。遊歩道の様子。
高層湿原は、ズゴケを主とする200種類以上の植物が、枯れても腐植土とならずに堆積し、泥炭化し、植物が上へ上へと生長して全体が水面よりも高く盛り上がって自然に出来た湿原です。
八島湿原で一番大きい八島ヶ池。
ユモトマユミ(果実)なんだか女性の名前みたいですね!紅葉が終わり11月になると、実がピンクに染るそうです。
ハート型をした湿原の周囲をゆっくり歩きながら、高山植物をじっくり観察できます。