金櫻神社 かなざくらじんじゃ
幕末までは蔵王権現と呼ばれ、慶応4年(1868年)の由来書で「金櫻神社」と称している。神体は、高さ20メートルの花崗岩質からなる五丈岩。祭神は少名彦命(スクナビコナ)、大己貴命(大国主)、須佐之男命(スサノオ)、日本武尊(ヤマトタケル)、櫛稲田媛命(クシナダヒメ)。御神宝は水晶。
雄略天皇時代に金峰山に本宮として創建されたとされる山岳信仰の神社で、金峰山信仰(御嶽信仰)の中心神社。
江戸初期には甲府城主の祈願所だった。
御神宝は水晶、御神木「鬱金(ウコン)の桜」は薄い黄色の花を咲かせ「金の成る木の金桜」とも言われる。
例大祭は4月21日から22日で、御岳大神楽が行われている。
桜まつり期間中、神社で福酒(甘酒)のサービスがある。
住所 | 甲府市御岳町2347 |
桜の種類 | 約500本(ウコンザクラ、ヤエザクラ、ソメイヨシノ、シダレザクラ、ヤマザクラ) |
桜見ごろ | 4月下旬~5月上旬 |
駐車場 | あり(無料)50台 |
ご利益 | 厄除け | 商売繁盛 | 金運 |
TEL | 055-287-2011 |
レポート
御岳金櫻神社は金峰山を御神体とした神社で、「日本三御嶽 三大霊場」の一つに数えられ、江戸時代から御岳講の信者でにぎわっていたそうです。金峰山山頂に奥宮があり、こちらは里宮にあたります。昭和30年に、室町期の東宮本殿はじめ12棟や伝左甚五郎作の昇竜降竜が焼失し、現在の朱塗社殿は昭和34年に再建されたものです。
日本水晶発祥の地で神宝は、昇仙峡で発掘され磨き出された水晶「火の玉・水の玉」とのことです。
参道入口の鳥居。手水舎。参道の様子。裏から見た四脚鳥居。駐車場のここから車で1分程度の所にあります。
駐車場付近にある西の鳥居前の様子。境内入口横にある御神水。
神水の由来:2000年の歴史の中1300年前に、吉野の蔵王権現を明治初年まで合祀したがその折、如来様の池として掘った水が延々と湧出している神水です...と説明板がありました。授与所。
表参道の階段下を見ると、2本の昇降龍の柱が建っています。社務所。招福大黒天。
武田家代々の祈願所でもある金櫻神社の拝殿。
御神木でもある「鬱金(うこん)の櫻」 4月下旬から5月上旬になると黄金色の大輪の花が見られます。本殿の柱には、初代左甚五郎作(伝)といわれる復元された水晶の玉を抱いた「昇り竜」がありました。反対側に「降龍」の彫刻があったとは・・下調べが足らなかった 残念!