日枝神社(川越市) ひえじんじゃ
喜多院の鎮守社
基本情報
平安時代の天長7年(830)、円仁(慈覚大師)が無量寿寺(後の喜多院)創建の際、その鎮守として比叡山坂本の日吉山王社を勧請したのが始まり。もともと喜多院の境内にあったが、県道建設のため大正時代に仙波古墳群という前方後円墳を開削して喜多院門前に移転。
御神体は僧形の大山咋神(おほやまくひのかみ)・大己貴命(おおくにぬし)。
天下祭で有名な東京赤坂の日枝神社(旧官幣大社)は、文明10年(1478年)、太田道灌が江戸城築城の際に、この川越日枝神社を分祀し、後に東京都千代田区永田町に移したもの。
住所 | 川越市小仙波町1-4 |
アクセス 公共交通 | 最寄駅 > 本川越駅(西武鉄道)~1.269km |
アクセス 車 | 最寄IC > 川越IC(関越自動車道)~4.946km 坂戸IC(圏央道) |
問い合わせ | 喜多院拝観寺務所 |
TEL | 049-222-0859 |
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レポート
2014年12月6日(土)日枝神社(川越市)へ立ち寄ってきました。
日枝神社本殿は、喜多院山門の東側の道路を隔てた場所にあります。
喜多院の境内から仙波日枝神社古墳(多宝塔古墳)という前方後円墳を開削して前方部の一部に移築されたそうです。東京赤坂の日枝神社は、江戸城築城の際に太田道灌によってここから分祀されたと伝えられています。
仙波日枝神社古墳・日枝神社の看板。石鳥居の左手前にある手水舎。
石鳥居と拝殿を正面から見た様子。拝殿は老朽化が深刻だったため、平成16年に新拝殿(桁行3間、梁行2間の規模で、屋根は入母屋造、柿葺型銅板葺)が再建されました。日枝神社本殿の説明板。
本殿(国の重要文化財)は、三間社流れ造り、銅版葺、朱漆塗り。室町末期から江戸初期の朱塗りの華やかな様式をよく残しています。本殿の裏手にあった巨杉ご神木跡。
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