日光山輪王寺・大猷院 にっこうざんりんのうじたいゆういん
家光廟の「廟」とは、祖先の霊をまつったお堂。そして、「大猷院」とは、徳川3代将軍家光公が死後、後光明-ごこうみょう-天皇からたまわった法号。徳川家光公の墓所。境内には世界遺産に登録された22件の国宝、重要文化財が建ており、315基の灯籠(とうろう)も目を引く。
・慈眼堂
住所 | 日光市山内2300 |
営業時間 | 8:00~16:30(11~3月は~15:30) |
アクセス 公共交通 | 最寄駅 > 東武日光駅(東武鉄道)~3.439km |
公開サイト | www.rinnoji.or.jp |
問い合わせ | 日光山 輪王寺 |
TEL | 0288-54-0531 |
レポート
大猷院とは家光の法号のことで、祖父である家康を心から深く尊敬していた家光の、死後も家康に仕えるという遺言により、4代将軍家綱によって建造されたそうです。東照宮と異なり仏寺式の建築群で、建物は日光東照宮の方角を向き、建っています。
1つ目の門「仁王門」
世界遺産日光の境内で1番大きな門「二天門」。
二天(向かって右、増長天(旧広目天)・持国天)を安置している事から二天門と呼ばれています。扁額(へんがく)は、108代天皇「後水尾上皇(ごみずのおじょうこう)」による筆とのことです。二天門をくぐりと「幡」の礎石(丸い石は幡竿を立てる基礎石を護るための蓋となっています。境内に80箇所あるそうです)があり、参道階段を上ると夜叉門があります。
夜叉門手前の楼。向かって右側の鐘楼(大きな釣鐘がおさめられています)。向かって左側の鼓楼(太鼓がおさめられています)。
夜叉門。4体の夜叉(阿跋摩羅(あばつまら)、毘陀羅(びだら)、烏摩勒伽(うまろきゃ)、犍陀羅(けんだら)) が安置されています。夜叉門の先には国宝の拝殿、相の間、本殿があります。
煌びやかな本殿と相の間ともに国宝。
皇嘉門(別名 竜宮門)。この門の先に、家光公のお墓所があります。
夜叉門に祀られている4体の夜叉。烏摩勒伽(うまろきゃ)・青色「東の方角守護」、阿跋摩羅(あばつまら)・緑色「北の方角守護」、毘陀羅(びだら)・赤色「南の方角守護」、犍陀羅(けんだら)・白色「西の方角守護」
【昇り龍】が刻まれた龍神破魔矢。破魔矢発祥の「烏摩勒伽(うまろきゃ)」様が右手に持っている矢をかたどった物。金属でできているので、一生祀っておくことができます。