大谷資料館 大谷石採石場跡 おおやしりょうかん おおやいしさいせきじょうあと
地下30mの「大谷石地下採掘場跡」は、野球場が1っ入ってしまう程の巨大な地下空間で、古代ローマ遺跡を思わせる壮観かつ、幻想的な雰囲気となっています。
巨大地下空間では、コンサートや美術展なども開かれ、イベントスペースとしても注目を集めています。
過去に映画「らせん」やGLAYのビデオ撮影にも使用されれました。
東北地方太平洋沖地震の発生により、2011年の夏から休館していましたが2013年4月2日(火曜日)に再開、オープンしました
住所 | 宇都宮市大谷町909 |
営業時間 | 9:00 ~ 16:30 (入館は16:00.まで) |
料金 | 大人800円、小人(小・中学生)400円、未就学児無料(20名以上で団体割引あり 大人700円、小人350円) |
休業日 | 年末・年始(12/29~1/5) |
駐車場 | 無料 バス10台、乗用車100台 |
アクセス 公共交通 | JR宇都宮駅より西口バスターミナル 関東バス6番乗り場から大谷・立岩行きにて大谷資料館入り口下車、徒歩7分 |
アクセス 車 | 東北自動車道「鹿沼I.C.」出口より宇都宮市内方向へ向かい大谷方面へ左折鹿沼I.C.より車で25分 (13Km) 最寄IC > 宇都宮IC(東北自動車道)~7.757km |
公開サイト | www.oya909.co.jp |
TEL | 028-632-2445 |
レポート
東日本大震災の影響で※休館していましたが、今年の4月から再開したと知り行ってみました。大谷資料館は大谷石の採掘場跡地に整備され、地下にある坑内を見学することができます。採掘場は大正9年から採掘を開始し、昭和61年までの約70年間操業をしていました。平均気温は8度前後で、真夏でも涼しい。今までに1,000万本もの大谷石が切り出されたとのことです。
太平洋戦争中は、1945年(昭和20年)3月から戦争終結の1945年8月まで約5か月、中島飛行機(現 富士重工)の地下軍事工場として使われていたこともありました。現在では、コンサートやファッションショーなどのイベント会場として利用されることもあります。
※東日本大震災の影響(余震による来場者の不安を懸念)で再開の目処は立たない中、地元の石材業者が旧オーナーから譲渡を受け営業が再開されました。
大谷景観公園から姿川に架かる橋を渡ると大谷資料館・看板があります。駐車場の様子です。駐車場付近に、ふれあい広場があります。ふれあい広場には自動販売機とテーブルがあります。
大谷スタジアムを駐車場方向から見た様子。駐車場側にトイレがあります。大谷スタジアム正面入口です。大谷資料館の外観です。
中に入るとすぐ受付があります。ここで入場チケットを購入します(大人600円)です。 入場チケット。地下(坑内)入口です
坑内禁煙と左側通行の看板。坑内に降りる階段の様子。
しばらく階段を下ると目の前に坑内の空間が広がります。坑内上部の様子です。
坑内上部の様子です。明るめに写真を撮ってみました。
さらに階段を下ります。壁面には地下軍事工場の説明書きがありました。大谷資料館地下は、地下航空機工場群のひとつで、城山機体工場の金入山作業所と呼ばれ、工作機械・熱処理部門の工場になっていました。説明書の内容は「この地下空間は戦時中、陸軍の地下倉庫として、また、中島飛行機の戦闘機「疾風」の機体工場として利用されました。当時、他の地下工場や外につながるたくさんのずい道(トンネル)が掘られ現在もこの奥に残っています」と記されています。説明書きがある付近から右方向を望む。
階段を下り右方向を望む。振り返って階段を見てみた様子。
見学できる場所で最も深いところに到着しました。左の写真は一番左側の様子です。中の写真は一番右側の様子です。手堀りあとの説明板。
地下中央部の様子です。コンサートでも使用される舞台の壁面の様子です。壁面に残る、機械堀あと。機械堀あとの看板・採石本数の看板。
地下中央部から降りてきた所を眺めた様子。巨大な地下空間です。あちらこちらに、採石跡があります。
階段を登り復路となります。途中から下を見下ろした眺めです。復路途中の右側方向に地下水が溜まったと見られる場所がありました。付近の壁。
復路中間地点に素晴らしい空間がありました。天窓から差し込む光がとても美しく感動的でした。以前(東日本大震災前)に来た時にはなかった?(気づかなかった)演出でした。
天窓が見える場所から通路へ向かい下方向を眺めた様子です。石材断裁機です。石材断裁機の説明板。坑内の入口近くから天窓を望む。
入口付近の階段。出口付近にゼオライトの説明板がありました。下方向を見た様子です。
この階段を登りきると出口です。
入口付近には毛布の貸し出しをしていました。坑内は年間平均気温7度。最高気温でも13度前後とのことです。受付カウンター後ろのにある資料展示室入口です。
運搬用トロッコ。大谷石の採石場関連の資料が展示されています。
江戸中期に使われていた採掘道具など。
暗闇と光が織りなす幻想的な地下空間を堪能できました。雰囲気も抜群でデートにはもってこいの場所だと思います。