呉市海事歴史科学館「大和ミュージアム」 くれしかいじれきしかがくかん「やまとみゅーじあむ」
科学技術のすばらしさを体感できる4階建ての大型ミュージアム。明治時代以降の造船の街あるいは軍港・鎮守府としての呉の歴史や、基幹となった製鋼や造船などの科学技術を展示することを目的に、日露戦争・日本海海戦から100年目、太平洋戦争終戦60年目にあたる2005年4月23日に開館。
呉が生んだ世界最大の戦艦「大和」を中心に、明治以降における日本の近代化の歴史そのものである「呉の歴史」その礎となった造船・科学技術を紹介。10分の1スケールで精巧に再現された、全長26.3mの戦艦「大和」や、零式艦上戦闘機、人間魚雷「回天」、戦艦「金剛」のボイラーなどの実物を展示。
愛称は大和ミュージアム。
修学旅行生の平和学習の場としても活用されている。
住所 | 呉市宝町5-20 |
営業時間 | 9:00-18:00(2006年6月30日までと10月1日以降) 9:00-19:00(2006年7月1日から9月30日まで。夏休み期間中の7月21日から8月31日までは無休) |
料金 | 一般:500円、高校生:300円、小・中学生:200円 |
休業日 | 火曜(祝日の場合は翌日休、4月29日~5月5日、7月21日~8月、12月29日~翌1月3日は営業) |
駐車場 | あり(有料) 1時間100円 |
アクセス 公共交通 | JR呉線呉駅よりペデストリアンデッキを徒歩5分。 最寄駅 > 呉駅(JR)~675m |
アクセス 車 | 山陽自動車道西条インターチェンジから通常約1時間。 |
公開サイト | yamato-museum.com |
TEL | 0823-25-3017 |
レポート
館内の『大和ひろば』には、実物の10分の1サイズ(26・3メートル)の戦艦大和の模型や零式艦上戦闘機、人間魚雷「回天」、戦艦「金剛」のボイラーなどの実物が展示されています。あいにくの天気でしたが、制作費に2億円以上をかけたといわれる戦艦大和は一見の価値がありました。
広島から呉へ向かう車窓から海を眺めた風景です。呉駅に着きました。横断歩道を案内標識の通り進みます。
横断歩道を突き当たりを右に曲がります。暫くするとゆめタウン呉があります。ゆめタウン呉の入口です。
ゆめタウン呉を突っ切るように進むと正面に呉市海事歴史科学館「大和ミュージアム」が見えてきます。右手には海上自衛隊呉史料館 てつのくじら館が見えます。潜水艦あきしおが目印になっいます。
てつのくじら館。大和ミュージアム海側の大和波止場方向を望む。大和ミュージアム外観です。
大和ミュージアム出入口です。大和ミュージアム前の海神(ネプチューン、ポセイドン)の像。戦艦「陸奥」の主錨。
駐車場からエントランス間のレンガパークの様子です。戦艦「陸奥」の主砲身、スクリューの引揚品です。
大和ミュージアム入場受付です。入場料金は大人1人500円です。ミュージアムショップの様子です。1/10戦艦大和の案内板。
大和ひろばの戦艦大和の模型(1/10)です。
上方向から艦の後方(艦尾側)より。上方向から艦の前方(艦首)より。上方向から艦の前方より。上方向から、第一第二主砲。
艦中央部 対空砲。艦首の方向からの全景です。艦尾方向から見た様子。
艦中央部下方から眺めて見た様子です。
九三式魚雷です。九三式魚雷の説明板。特攻兵器「回天」十型(試作型)の説明板。
大型資料展示室の零戦六二型です。零式艦上戦闘機六二型の説明板。琵琶湖で発見された不時着水没機を復元させたようです。
特殊潜航艇「海龍」(後期量産型)。全長:17.28メートル、水中速力9.8ノット、乗員2名です。海龍の説明板。生産後期では先頭部に600kgの爆薬を備え、両脇に抱えた2本の魚雷を発射した後、目標に突っ込む特攻兵器となりました。
戦艦「大和」などで使用された46センチ主砲弾や、戦艦「陸奥」などで使用された41センチ主砲弾をはじめとした各種砲弾や火薬缶など。砲弾・各種砲弾や火薬缶の説明板。
栄三一甲型エンジン。栄三一甲型エンジンの説明板。
大型資料展示室の零式艦上戦闘機六二型と特殊潜航艇「海龍」(後期量産型)
番組撮影用甲標的内部セット。甲標的は、大日本帝国海軍が初めて開発した特殊潜航艇で基地や母艦から発進して、敵艦船を魚雷で攻撃する潜航艇。セットは甲標的甲型の操縦室を再現したものです。番組撮影用甲標的内部セットの説明板。
呉海軍工廠の歴史。戦艦金剛型の蒸気ボイラー実大部分模型。日本一の技術を支える工員達の様子です。一等巡洋艦「筑波」の模型。
戦艦の模型。呉の歴史をパネルやビデオ等で解説しています。
3Fキッズコーナーや操船シミュレーターのほか、波の性質を学べる実験水槽、科学の不思議を体験するサイエンスショーや工作教室などで楽しく学べます。
呉港を一望できます。かつて戦艦「大和」を生み出したドック跡や、巨大なタンカー、行き交う船など、呉らしさを感じることができる景色です。