法隆寺 ほうりゅうじ
聖徳太子と推古天皇が先帝・用明天皇の遺志を継ぎ、607年(推古15)に創建したという。『日本書紀』には、670年(天智9)に伽藍を焼失したとあり、現伽藍は8世紀初頭に完成。東大寺や興福寺のように兵火や天災に見舞われず、往時の姿を伝える。境内は西院と東院に大きく分かれ、それぞれが大垣(重要文化財)と呼ばれる築地塀で囲まれている。美しい松並木の参道を抜けると南大門(国宝)。法隆寺の中心の西院には、五重塔(国宝)と金堂(国宝)が並び、中門(国宝)と大講堂(国宝)をつないで回廊(国宝)が囲む。この配置は法隆寺式伽藍配置と呼ばれる。東に向かって東大門(国宝)を抜けると、夢殿(国宝)のある東院が広がる。
住所 | 生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1 |
営業時間 | 午前8時~午後5時 2/22~11/3 午前8時~午後4時半 11/4~2/21 |
料金 | 境内自由(西院伽藍内、大宝蔵院、東院伽藍内共通大人1500円、小学生750円) |
休業日 | 無休 |
駐車場 | 無 ※周辺に町営駐車場有(100台/有料) |
アクセス 公共交通 | JR法隆寺駅→徒歩20分、またはエヌシーバス法隆寺門前行きで5分、バス停:法隆寺門前下車、徒歩すぐ 最寄駅 > 法隆寺駅(JR)~2.046km |
アクセス 車 | 西名阪道法隆寺IC15分 最寄IC > 法隆寺IC(西名阪自動車道)~3.413km 郡山IC(西名阪自動車道) |
ご朱印 御朱印帳 |
御朱印を頂く場所 聖霊院(聖徳太子を祀るお堂)および西円堂 頂ける御朱印の種類 「以和為貴」と「南無佛」の2種類 初穂料・寸志:各300円 |
御朱印 | |
公開サイト | www.horyuji.or.jp |
TEL | 0745-75-2555 |
レポート
境内は西院と東院に大きく分かれ、国宝が建築物だけでも19棟に及ぶ。1993年12月に、ユネスコの世界文化遺産のリストに日本で初めて登録された日本を代表する寺院。
中宮寺や、広隆寺、法起寺など、仏教の拠点となるお寺を作った聖徳太子のゆかりのお寺
法隆寺の玄関、南大門(国宝)。創建時のものは、永享7年(1435)に焼失し、永享10年(1438)に現在の門が再建。中門へと進みます。正面に中門
中門の左手に拝観受付があります。料金は大人一人1500円でした。入場すると目の前に日本最古の塔である五重塔がそびえたちます。五重塔の右手には金堂があり、西院伽藍最古の建築とのことです。
五重塔(国宝)・金堂(国宝)・中門(国宝)。
大講堂(国宝)、堂内には薬師三尊像が安置されています。
西院伽藍の境内。金堂には釈迦如来像と薬師如来、四天王像、毘沙門天像、吉祥天像などが鎮座(いずれも国宝)
手水舎。東室付近、聖霊院(国宝)こちらで御朱印がいただけます。
夢殿入り口。舎利殿、絵殿「聖徳太子の生涯を描いたとされる絵巻を収蔵」法隆寺東院の絵殿を飾っていた障子絵は聖徳太子の生涯を描いた最古の絵巻ものとされており、のちの皇室に献上され、現在は東京国立博物館に収蔵
八角円堂の夢殿(国宝)は聖徳太子の斑鳩の宮の跡で、太子信仰の聖地。