金沢城公園 かなざわじょうこうえん
石川県金沢市丸の内にあった城で、加賀藩主前田氏の居城だった。
織田信長が一揆を攻め落とし、跡地に金沢城を築いて佐久間氏を置いた。後に佐久間氏が賤ヶ岳の戦いで羽柴秀吉により滅ぼされ、秀吉は金沢城を前田利家に与えた。利家は1592年から改修工事を始め、曲輪や堀の拡張、5重の天守や櫓を建て並べた。
金沢城は五代藩主綱紀の時代に改修されたとき、瓦の形をした木に、厚さ4~8mmの鉛板を貼りつけた屋根瓦にふきかえられました。金沢城のように櫓(やぐら)や門、塀の全てに用いられた例はありません。鉛瓦が用いられたのには、戦の時に鉛を溶かして弾の材料にするためなどの説があります。
住所 | 金沢市丸の内 |
営業時間 | 7:00~18:00(10月16日~翌2月は8:00~17:00)、菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓は9:00~16:00(閉館16:30) |
料金 | 【金沢城公園】 入場無料 【菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓】 大人:310円/小人:100円 |
アクセス 公共交通 | 最寄駅 > 北鉄金沢駅(北陸鉄道)~2.374km |
アクセス 車 | JR西日本北陸本線金沢駅から北鉄バスで約15分「兼六園下」下車、徒歩約5分。 最寄IC > 金沢西(2)IC(北陸自動車道)~6.101km 金沢東IC(北陸自動車道) |
TEL | 076-234-3800 |
レポート
加賀の歴史と文化を伝える公園として整備されています。かつて加賀百万石のシンボルである金沢城は、天正11年(1583年)に前田利家により本格的な建城が行われ、明治2年(1869年)まで加賀藩前田家14代の居城として置かれました。
兼六園より茶店通り経て金沢城公園へ
石川門より入場、かつては搦手門(からめてもん)と呼ばれる裏門。
石川門、白く見える屋根瓦には鉛を使用しています。鉛瓦は最初は灰黒色ですが、年を経るにつれて表面に鉛白を生じて白くなり、見た目に美しい屋根となっています。また溶かして鉄砲弾に作り変えるための備蓄だったとも言われています。
河北門(一の門)、「三の丸の正面」であり、金沢城の実質的な正門
二の丸の正門、橋爪門。石垣と二重堀で囲まれた枡形、櫓門の二の門からなります。
橋爪門続櫓(はしづめもんつづきやぐら)
五十間長屋(ごじっけんながや)、釘やボルトを1本も使っていない菱櫓と橋爪門続櫓を結ぶ多門櫓
菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓
3層3階の菱櫓と橋爪門続櫓を2層2階の五十間長屋でつないでいます