日本郵船氷川丸 にっぽんゆうせんひかわまる
チャップリンや皇族など、高名なゲストを乗せて世界を航行した氷川丸。現在は山下公園前に係留されており、一等客室や操舵室、機関室の内部などが見学できる。
住所 | 横浜市中区山下町 山下公園地先 |
営業時間 | 10:00~16:30(閉館17:00) |
料金 | 大人300円、シニア(65歳以上)200円、小・中・高校生100円 |
休業日 | 月曜(祝日の場合は翌平日)、臨時休館あり |
駐車場 | なし(近隣の有料駐車場利用) |
アクセス 公共交通 | みなとみらい線元町・中華街駅から徒歩3分 最寄駅 > 元町・中華街駅(横浜高速鉄道)~514m |
アクセス 車 | 最寄IC > 山下町IC(首都高速神奈川3号狩場線)~603m 新山下IC(首都高速神奈川3号狩場線) |
公開サイト | hikawamaru.nyk.com |
TEL | 045-641-4362 |
レポート
散策ルート > 横浜中華街 > 山下公園 > 日本郵船氷川丸 > 横浜マリンタワー > 港の見える丘公園 > 横浜シーバス > 横浜赤レンガ倉庫 > 山下臨港線プロムナード > 横浜博覧館 > 横浜中華街(夕) > 山下公園夜景山下公園前に係留されている日本郵船氷川丸(全長163.3m)を見学。横浜とシアトルの航路で活躍した客船で、喜劇王チャップリンなど多くの有名人がこの船を使って日本と米国を行き来しました。氷川丸の名は氷川神社から名付けられ、船内操舵室の神棚には氷川神社の御祭神が祀られています。船の中は地下1階から地上6階まであり見応え十分です。
日本郵船氷川丸の外観。錨鎖でカモメが羽を休めています。氷川丸入場券売場。
入場案内。料金は大人一人300円。
入場受付。入場チケット、マリンタワーとセットで大人一人900円でした。Bデッキ付近。
消火栓・ホース。丸い窓が船らしい。演奏、ショーが行われた一等船客専用のダイニングサロン。一等児童室。
二股に分かれる階段。一等船客が手紙や読書のために使用した一等読書室。一等社交室。
サイドデッキ。食堂入口の階段。「シアトル航路の旅」展示室。
航海灯(舷灯)。生糸の梱包荷姿。運んだのは人だけでなく、日本の重要な輸出品の生糸で外貨獲得していたそうです。一等喫煙室。Aデッキへと上がると一等客室。
一等客室。チャップリンや秩父宮御夫妻も泊まった一等特別室。
サイドデッキに出て階段を上り船長室と操舵室に向かいます。上甲板から大きな煙突を望む。お隣にはマリーン ルージュが停泊しています。
山下ふ埠頭の内防波堤から移設されてきた白灯台。黒地に白ライン三本、赤ライン二本が描かれた大きな煙突。船長室。
ブリッジにある船長室。時代を感じさせる時計、湿度計・温度計などの計器類。
6階部分にある操舵室入口から舳先を見た様子。操舵室内の様子。大きな舵輪。
竣工当時の送受信機。モールス信号発信機。神棚には氷川神社の御札が祀られています。風向・風速計。
「クリアビュースクリーン」天候が悪く強い風雨や波の中では、ワイパーのようなものでは役に立たないので、円盤状のガラスが高速回転して、その遠心力で水滴を飛ばして、良好な視界を確保する装置です。船上オープンデッキ。オープンデッキからマリーンタワーを望む。
船尾から見たマリーンタワー。大きな碇。船尾から山下公園を見た風景。
機関室上段。機関室の説明。左右は2基の1928年のデンマーク製ディーゼルエンジン。
機関室中段-1。機関室中段-1から下段を見た様子。
機関室中段-2付近の様子。機関室の案内。
一番右の写真はエンジンを動かす操作ハンドルです。右舷と左舷に2つありレバーを奥に押し起動空気を開きこの操作のみでエンジンを動かしていました。
スクリューを回す巨大なクランク。発電機。圧縮空気用コンプレッサ。圧縮空気はエンジンの燃料の高圧噴射用などに利用されたそうです。
8人部屋の三等客室。氷川丸は11年間で太平洋を146回横断し、約1万人が乗船した客船です。白灯台の説明。