建長寺 けんちょうじ
鎌倉時代の建長5年(1253年)の創建で、本尊は地蔵菩薩、開基(創立者)は鎌倉幕府第5代執権北条時頼、開山(初代住職)は南宋の禅僧蘭渓道隆で、第二世は同じく南宋の兀庵普寧。
鎌倉五山の第一位。境内は「建長寺境内」として国の史跡に指定。三門(山門)の上層には宝冠釈迦如来像や銅造の五百羅漢像などを安置する(上層は非公開)。
三門右手の鐘楼に架かる高さ約2.1メートルの梵鐘は国宝。庭園は1932年(昭和7年)7月23日、「建長寺庭園」として国の史跡および名勝に指定されている。
住所 | 鎌倉市山ノ内8 |
営業時間 | 8時~16時半 |
料金 | 拝観料300円 |
駐車場 | 有料20台 |
アクセス 公共交通 | JR横須賀線北鎌倉駅下車徒歩15分、江ノ島電鉄(江ノ電バス)5分「建長寺」下車徒歩すぐ 最寄駅 > 北鎌倉駅(JR)~1.134km |
アクセス 車 | 最寄IC > 朝比奈IC(横浜横須賀道路)~6.064km 釜利谷JCT(横浜横須賀道路) |
ご利益 | 厄除け | 商売繁盛 | その他 |
ご朱印 御朱印帳 |
御朱印を頂く場所 御朱印所 書いてくれる方の人数 2~3名 初穂料・寸志:300円 御朱印帳を預けます。番号札を受け取り、後に番号札で受取ります。 |
御朱印 | |
公開サイト | www.kenchoji.com |
レポート
桜の季節、建長寺行ってきました。参道は桜のトンネルとなり情緒に溢れる景色でとても美しかったです。
春の建長寺、満開の桜が出迎えてくれました。
総門から三門まで桜のトンネル
「古都鎌倉の桜」を堪能
仏殿、本尊は地蔵菩薩坐像。他に、この地にあった心平寺の旧本尊地蔵菩薩坐像、千体地蔵菩薩立像、千手観音坐像、伽藍神像などを安置。
1814年に建長寺派の寺院により再建された法堂(はっとう)関東最大の法堂で千手観音像を安置し雲龍図が天井に描かれている。
千手観音像の前には、釈迦苦行像鎮座。建長寺の釈迦苦行像は、釈迦が極限の苦行・禁欲(断食)をしている姿を現しているもので、ガンダーラ文明の遺産でラホール中央博物館に安置されている像の模造。
天井図は建仁寺(京都)「双龍図」と同じ小泉淳作筆によって描かれた。
小泉淳作筆 天井図の比較
天井図
天井図
法堂のご本尊は千手観音像。法堂では、涅槃会・降誕会(花まつり)・開山忌などの儀式が執り行われています。
唐門(からもん)漆塗りの四脚門、方丈(龍王殿)の正門として使用。
方丈(龍王殿)本尊は、宝冠釈迦如来。総門と同じく京都の般舟三昧院(はんじゅざんまいいん)より1940年に移築。1732年に建てられ、元は皇室のお位牌を安置するための建物だったそうです。
先には正統院、右に曲がり突き当りを左に進むと正受庵があります。そこを抜けると天園ハイキングコースにでます。
正式名称は「巨福山建長興国禅寺」で鎌倉四大寺の一つで、存在する禅寺の中で最も古いお寺。けんちん汁発祥の地としても知られています。
天下門。建長寺境内図。総門、天明3年(1783年)の建立。現在のものは昭和15年、京都般舟三昧院より移築されたもの。
総門から三門を望む。総門をくぐり右手に拝観受付があります。三門へは背の低い桜のトンネルが続きます
三門。非公開の上層には宝冠釈迦如来像や銅造の五百羅漢像などを安置する。三門に掛かる「建長興国禅寺」扁額。白槙(ビャクシン)の古木7本は開山蘭渓道隆手植えと伝えるもので、樹齢約750年といわれる。
仏殿内、室町時代に作られた高さ2.4メートルの巨大な地蔵菩薩坐像が安置されています。
法堂は仏殿の後ろにあり、千手観音像を安置。天井には十二所の画家である小泉淳作氏によって描かれた雲龍図が存在感を高める。
唐門。仏殿と同じく芝増上寺の霊屋の門を移築したそうです。