中禅寺(立木観音) ちゅうぜんじたちきかんのん
湖畔に静かにたたずむ古刹
基本情報
寺伝では784年(延暦3年)、日光山の開祖である勝道上人が船で湖を遊覧していた際に、湖上に千手観音の姿を感得し、桂の木に立木のまま千手観音像「立木千手観世音菩薩」を刻んで建立された天台宗の名刹。「立木千手観世音菩薩」を本尊として、中禅寺が開かれた。
当初は、二荒山神社の神宮寺として、男体山登拝口近くに建立され、「補陀洛山(ふだらくさん)中禅寺」(現在の日光二荒山神社中宮祠(ちゅうぐうし))とされた。本尊は、その本寺(ほんじ)観音堂に祀られた。
かつて中宮にあった千手観音像(高さ6m)が、明治35(1902)年の台風による山崩れで中禅寺湖に落ち、無傷のまま流れつき現在の地(中禅寺湖畔の歌ヶ浜)に再建される。
住所 | 日光市中宮祠2578 |
営業時間 | 4月~10月 午前8時~午後5時 11月 午前8時~午後4時 12月~2月 午前8時30分~午後3時30分 3月 午前8時~午後4時 拝観受付は、いずれも30分前で終了 |
料金 | 拝観料:大人500円、小・中学生200円(20名以上で団体割引あり 大人450円、小人180円) |
休業日 | 無休 |
駐車場 | あり(無料) |
公開サイト | www.rinnoji.or.jp/temple/chuzenji |
TEL | 0288-55-0013 |
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レポート
2019年11月12日(火)中禅寺(立木観音) へ立ち寄ってきました。
世界遺産「日光山輪王寺」(にっこうざんりんのうじ)の別院で、坂東三十三観音霊場の第十八番札所として多くの巡礼の方が参拝に訪れます。
朱塗りの山門
湧水からでる延命水。鐘楼と男体山。
第十八番札所。
本尊の千手観音(十一面千手観音)像を安置する立木観音堂。御本尊「十一面千手観世音菩薩」(国重要文化財)は、勝道上人が中禅寺湖上に千手観音様をご覧になり、その姿を桂の立木に彫ったと伝えられています。
正面には中禅寺湖の波の上に現れた大黒天を祀る波之利(はしり)大黒天堂があります。
五大堂の回廊から中禅寺湖を望む景色。