ホテル雅叙園 百段階段 ほてるがじょえん ひゃくだんかいだん
ホテル雅叙園東京の前身である目黒雅叙園3号館にあたり、1935(昭和10)年に建てられた当館で現存する唯一の木造建築です。 食事を楽しみ、晴れやかな宴が行われた7部屋を、99段の長い階段廊下が繋いでいます。
階段で結ばれた各部屋はそれぞれ趣向が異なり、各部屋の天井や欄間には当時屈指の著名な画家達が創り上げた美の世界が描かれています。
住所 | 目黒区下目黒1-8-1 |
料金 | 入場料:当日1600円 |
アクセス 公共交通 | 最寄駅 > 目黒駅(東京急行電鉄) |
アクセス 車 | 最寄IC > 目黒IC(首都高速2号目黒線) 荏原IC(首都高速2号目黒線) |
公開サイト | www.hotelgajoen-tokyo.com/100dan |
TEL | 03-3491-4111 |
レポート
百段階段STORY展~昭和の竜宮城へタイムクルージング~(創業時より語り継がれてきたエピソードとともに巡る特別企画展 2019年6月1日(土) - 6月23日(日) )
百段階段イベントに行ってきました。
かつて宴が行われた7部屋を、99段の長い階段廊下が繋いでいます。
ホテル雅叙園の1階で受付をして螺鈿エレベータで下ります。百段階段を上っていきます
階段左側の部屋に歴史を感じるトイレが展示されてました。
十畝(じっぽ)の間 天井には襖仕立ての鏡面に荒木十畝による四季の花鳥画が描かれています。 黒漆の螺鈿細工が随所に見られる重厚な造りの部屋
漁樵(ぎょしょう)の間 純金箔、純金泥、純金砂子などふんだんに使用した彩色木彫と日本画に囲まれている室内は、間の中では一番の絢爛豪華さです。床柱は精巧な彫刻 が施されています。格天井には四季草花図、欄間には五節句が浮彫されています。
漁樵の間
階段を上り草丘の間へ
草丘の間 格天井の秋田杉及び欄間には礒部草丘の四季草花絵、瑞雲に煙る松原の風景が描かれています。障子建具は非常に手の込んだ面腰組子です。
階段を上り次の間へ
静水の間 奥の間の床柱は黄檗丸洗。格天井の秋田杉には池上秀畝の鳳凰・舞鶴、欄間四方には小山大月の金箔押地秋草が描かれています。
星光の間 奥の間の床柱は北山杉天然絞丸太で、次の間の床柱は槇出節、両室とも格天井及び欄間いっぱいに板倉星光の四季草花が描かれています。
清方の間 美人画の大家、鏑木清方が愛着をもって造った落ち着いた静かな茶室風の室です
99階段 99段で終わっているのは、験担ぎだそうで、奇数が縁起のよい数だからという説や、99段にして発展性を持たせているという説もあるようです。
頂上の間 天井画は松岡映丘門下の作品です。前室、本間ともに格天井で、本間の床柱は黒柿の銘木を使用しています。
ホテル内 館内には、扇面や美人画、花鳥画などの豪華なモチーフが多く、至るところで螺鈿(らでん)細工や木彫の浮き彫りが見られます。
間の説明一部は
https://www.hotelgajoen-tokyo.com/100danより引用させていただきました