旅案内 たびあん

九品山大伝寺 くほんさんだいでんじ

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山陰本線沿いにあるサクラの名所。
基本情報

九品山大伝寺の開創は1024(万寿1)年で、大和の当麻寺(たいまでら)から中将姫(ちゅうじょうひめ)の遺跡を分移しています。その時、「当麻寺の練供養の儀式でお迎えし引き移したので、この周辺を引地という」と伝えられています。九品山会式は毎年、旧暦3月14日の日暮れから3月15日にかけて行われ、15日の午後は流れ勧請(かんじょう)の供養に続き、中将姫の練り供養が行われます。これは、奈良・当麻寺の「練供養」と同じ意味を持つもので、中将姫様が旧暦三月十四日に阿弥陀如来と二十五菩薩に迎えられて西方浄土へ旅立たれたことに因むものです。

中将姫さまとは(大成山観音寺の説明板より)

中将姫さまは、奈良時代、藤原鎌足の子、不比等から別れた藤原四家の筆頭南家の出身で、右大臣横凧大納言藤原豊成の娘である。

幼くして母を失い、その後、継母に育てられるが、たびたびのいじめに遭い、雲雀山に捨てられる。

後に、父と再会し都へ帰ることになった。

十六歳のとき、大和当麻寺へ入り称賛浄土経一千巻の写経を達成する。

十七歳で中将法如として仏門に入り、百駄の蓮茎を集め蓮糸を繰り、井戸に浸すと五色に染まった。それを一夜で一丈五尺(約四米四方)の大曼荼羅に織り上げた。

二十九歳の三月十四日の夕刻、一条の光明がさして阿弥陀如来と二十五菩薩が来迎され、姫は静かに西方極楽浄土へ旅立たれた。

境内にある25本のソメイヨシノが咲き乱れる。寺の裏山は美しいヤマザクラの大木が1本あり昭和20年代「九品桜」とも呼ばれた。他にヒガンザクラ1本もある。

住所東伯郡湯梨浜町引地509
駐車場あり(無料)
アクセス
公共交通
JR山陰本線松崎駅から徒歩20分
最寄駅 >  松崎駅(JR)~1.758km
TEL0858-32-0954
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