興福寺(奈良市) こうふくじ
藤原氏の祖・藤原鎌足とその子息・藤原不比等ゆかりの寺院で、藤原氏の氏寺。
京都山科の藤原鎌足[ふじわらかまたり]の私邸に建立された山階[やましな]寺が始まり。飛鳥を経て平城遷都に伴い現在地に移り興福寺と号した。藤原氏の氏寺として隆盛し、平安時代には大和国を支配。僧兵を擁し、比叡山延暦寺とともに南都北嶺[なんとほくれい]と呼ばれ、畏れられた。平家の南都焼討ちで大半の堂塔を焼失したが、鎌倉時代に復興。その後も堂塔は焼失と再建を繰り返したが、寺勢は徐々に衰え、明治の廃仏毀釈では崩壊寸前に追い込まれた。それでも東金堂[とうこんどう](国宝)、五重塔(国宝)、北円堂(国宝)、三重塔(国宝)、南円堂(重要文化財)などが残り、優れた仏像を多数所蔵する。
住所 | 奈良市登大路町48番地 |
料金 | 境内自由 国宝館 大人700円 国宝館・東金堂連帯共通券(拝観料) 一人700円 東金堂 大人300円 中金堂 大人500円 |
駐車場 | 普通車 最大収容数 46台 バス 最大収容数 16台乗用車 1,000円 |
アクセス 公共交通 | 最寄駅 > 近鉄奈良駅(近鉄) |
アクセス 車 | 最寄IC > 宝来IC(第二阪奈有料道路) |
TEL | 0742-22-7755 |
レポート
創建1300年の歴史を誇り国宝を多く所蔵し世界遺産に登録されている。
五重塔、現存する興福寺五重塔は、室町時代中期・応永33年(1426年)の再建。高さ50.1メートルで、現存する日本の木造塔としては、東寺五重塔に次いで高い。
東金堂(国宝)では木造維摩居士坐像・木造文殊菩薩坐像・木造四天王立像・木造十二神将立像(いずれも国宝)などを安置。御朱印は5種類みたいです。
国宝「東金堂内の諸仏
中金堂は、藤原鎌足発願の釈迦三尊像を安置するための、寺の中心的な堂で木造四天王立像(国宝)などを安置する。中門跡付近からみた五重塔。
中金堂から見た東金堂と五重塔。中門跡と南円堂。阿修羅像のポストカード
国宝館には多数の国宝を所蔵しています。教科書などに載る仏像を目の前で見ることができます。訪れたら必ず見学することをお勧めします。
興福寺 国宝館
公式・関連サイトURL:http://www.kohfukuji.com/property/