鋸山・日本寺 のこぎりやま にほんじ
その名のとおりノコギリの歯のような稜線をもつ山で、山頂までをロープウェイが結んでいる。山頂駅から5分ほどの日本寺はこの山の最大の見どころ。とりわけ境内を15分ほど進んだ断崖には、高さ31mの巨大な磨崖仏があり、これは奈良の大仏の2倍近い大きさ。
住所 | 安房郡鋸南町 |
営業時間 | 8:00~16:30(閉門17:00) |
料金 | 大人700円円、小人(4歳~12歳)400円 |
休業日 | 無休 |
駐車場 | あり(無料) |
アクセス 公共交通 | 最寄駅 > 浜金谷駅(JR) |
アクセス 車 | 最寄IC > 富津金谷IC(富津館山道路)~5.805km 鋸南保田IC(富津館山道路) |
ご朱印 御朱印帳 |
御朱印を頂く場所 大仏前にある御守り授与所 頂ける御朱印の種類 ・「大悲圓通閣」・関東九十一薬師結願札止之霊場「薬師瑠璃光如来」の2種類 初穂料・寸志:300円 |
御朱印 | |
公開サイト | www.nihonji.jp |
TEL | 0470-55-1103 |
レポート
日本寺は鋸山の南斜面に広さ約10万坪の境内が広がり、5つのエリア「山頂エリア」「羅漢エリア」「大仏広場」「中腹エリア」「表参道エリア」に別れています。日本一の高さを誇る磨崖仏、高さが日本一(石仏)の日本寺大仏、岩窟に並ぶ石仏群、地獄のぞきなど見どころも多い古刹 でした。境内出入口(管理所) は全部で5か所ありました。今回は西口と東口から境内へ入りました。
境内の参道は、御影石の階段で2639段あり、上ったり下ったりとハイキングコースとしても人気があります。ちなみにここの階段は、山形県の羽黒山神社(出羽三山)の3333段に次いで日本で2番目に多い段数です。
「鋸山」の正式名称は「乾坤山」で、江戸時代から盛んに行われた採石のため岩肌が露出して、鋸の歯のように見えることから「鋸山」と呼ばれるようになったそうです。
鋸山ロープウェー山麓駅の様子。山頂方向を望む。きっぷ売り場、大人一人片道500円・往復930円です。
山麓駅にある売店。駐車場の様子。切符と観光パンフレット。山麓駅。通常 15分間隔で運転しているそうです。
ロープウェーに乗りいよいよ出発です。中間付近で降りロープウェーとすれ違います。ロープウェーから見た風景。山頂駅に到着しました。約4分の道のりでした。
山頂展望食堂内にある、石切り資料コーナー。展望食堂の様子。山頂駅屋上の展望台からの風景。
鋸山山頂の様子です。標高は329m。鋸山から東京湾を眺める。
鋸山山頂から7-8分くらいで西口管理所(日本寺境内出入口)に着きます。鋸山・日本寺案内図。日本寺の拝観チケット。西口管理所です。拝観は大人一人600円でした。
順路の案内板。百尺観音と地獄のぞきの分かれ道。右の階段を登ると地獄のぞきで、左に進むと百尺観音があります。百尺観音を見に切り立った岩肌を進みます。
百尺観音(昭和35年から昭和41年にかけて石切場跡に彫刻された観音さま)です。地獄のぞきを見上げた様子。来た道を振り返ると切り立った岩肌がそびえています。
分かれ道まで戻り地獄のぞきへ向かいます。結構きつい階段です。
瑠璃光展望台から地獄のぞき・展望台を眺める。鋸山ロープウェー山頂駅方向。天気は良かったのですが、気温が高い(5月なのに真夏日)せいか霞んでいます。
地獄のぞきへ行く道。地獄のぞきから左下方向を望む。
地獄のぞきから真下方向を望む。地獄のぞきから右方向を望む。
地獄のぞき先にも展望スポットが整備されていました。地獄のぞきを右手方向から眺める。反対方向の景色。
次は千五百羅漢の観光です。ここから降っていきます。西国観音。石の階段を降っていきます。
百躰観音。四国・坂東・秩父観音を合祀すると記してありました。あせかき不動。
さらに続く石仏像群...全部で1553体あるらしい。寛政10年(1798)までの21年間、門弟27人と生涯をかけて、羅漢像を刻んだ大野甚五郎英令の墓。
宝篋印塔。日牌堂。維魔窟。聖徳太子像。
石橋を渡った右手の石段の上には不動滝があります。不動滝 「茫々たる宇宙人無数、幾箇の男児が是れ丈夫」との言葉が添えられていました。 滝つぼ。
ロープウェーで降る際に石切場跡が山頂駅下に見えました。ここを降り次は、車で移動して日本寺大仏を観光に鋸山登山自動車道大仏口駐車場へ向かいます。
東口管理所(境内出入口)です。西口管理所で拝観料を支払ったことを告げ、チケットを提示すればこちらでは拝観料はかかりませんでした。すぐにある大黒堂。大黒堂の案内板。売店。
東口管理所より徒歩5分の場所に像高31.0mの日本寺大仏があります。石仏としては日本一の高さを誇ります。ちなみに奈良の大仏は像高約18m、鎌倉大仏は像高約13m(台座を含め・銅造)です。大仏(薬師瑠璃光如来)。大仏の説明。
だるまみくじ。お願い地蔵さん。一体500円でした。お願い地蔵さんの名前を書いてお願い地蔵尊へお願いをしながら納めます。