鬼押出し園 おにおしだしえん
鬼押出し園は、天明3年(1783年)の浅間山噴火によって生まれた、溶岩の芸術。
火口で鬼があばれ岩を押し出した、という当時の人々の噴火の印象が、この名前の由来となっています。
園内には東京上野の寛永寺の別院である浅間山観音堂が設置されています。
隣接して「花木園」があります、外周1,300メートルの花と緑がいっぱいのガーデンです。花木園には「エゾジカ、トナカイ牧場」や「ふれあいうさぎ広場もあります。
住所 | 吾妻郡嬬恋村大字鎌原1053 |
営業時間 | 8:00A.M.~5:00P.M. |
料金 | 大人(中学生以上)650円、小人(小学生)450円(15名以上で団体割引あり 100円引き) |
休業日 | 冬期間は休園 |
駐車場 | 無料(乗用車750台・バス35台) |
公開サイト | www.princehotels.co.jp/amuse/onioshidashi |
問い合わせ | 嬬恋村役場観光商工課 |
TEL | 0279-96-1515 |
レポート
浅間山北麓に最大幅2km、長さ5.5kmにわたって広がる巨大な溶岩の奇勝。浅間山の噴火警戒レベルは2で火口周辺規制されていましたが、鬼押出し園は火口から4kmなので営業中でした。間近に見る巨大な溶岩は迫力満点でした。
鬼押出し園へは鬼押しハイウェー利用で、軽井沢・草津方面どちらからでも中間の位置にあります。駐車場は無料です。園内遊歩マップ。今回は30分のモデルコース(表参道→観音堂→裏参道→入園口)を廻りました。入園口でチケットを購入!
入園券大人一人550円。入園口を過ぎると溶岩群が見えてきました・・第一駐車場の先に薄っすらと雲に覆われた浅間山が見えます。
六角の建物の鬼めしセンター。展望レストランや土産物店があります。 浅間山を展望できるレストランで、お昼を食べました。展望レストランからの風景。
浅間山の火口付近に大きな岩(千トン岩)が・・ズームしてみました。なんでも1950年の噴火で噴出した巨大な火山弾だそうです。
惣門(浅間山観音堂の山門)より表参道を徒歩にて観音堂へ向かいます。
表参道を進み振り返って惣門を見た様子。色々な形をした溶岩・・・休憩所(避難施設)は噴火に備えてガッチリ頭上をガード。
表参道は約510メートルあります。中間辺りにエメラルドグリーンに輝くヒカリゴケが生育していました。回りはゴツゴツした溶岩だらけ・・
表参道の終盤に水盤舎があります。溶岩地帯の地下水なので飲めるようです。すっかり雲に覆われた浅間山。浅間山観音堂の由来。
観音堂近くにある「お休み処」。鐘楼堂と浅間山。鐘は自由に撞くことができます。
鐘楼堂から橋を渡って本堂へ・・・園内中央に位置する東叡山寛永寺別院「浅間山観音堂」。浅間山噴火の犠牲になられた霊を供養するため昭和33年5月に建立され、寛永寺伝来の聖観世音菩薩が厄除観音として祀られています。観音堂からの風景。
浅間山観音堂から折り返し裏参道(約410メートル)を通り戻ります。裏参道の風景。
雲の流れが早く目まぐるしく変わる浅間山山頂。裏参道にもヒカリゴケが生育していました。色々な植物が自生していました。